産後は「回復の途中」という前提
出産による体の変化がもとに戻るには時間がかかると言われ、その速さは人によって大きく異なります。産後しばらくは体の回復と生活の変化が同時に進むため、以前と同じように動けないのは当然のことです。
「もう〇か月経ったのに」と自分を急かすほど負担は増えます。まわりの回復の早さと比べる必要もありません。
よく語られる変化と相談の目安
この表は判断の代わりにはなりません。迷ったときは産婦人科や自治体の産後ケア窓口、保健師に相談してください。
| 変化 | よくあること | 相談を考える目安 |
|---|---|---|
| 睡眠 | まとまって眠れない | 日中の活動が難しいほど続く |
| 体の痛み | 腰・肩・手首の負担 | 痛みが強い・続く・動かせない |
| 出血や痛み | 産後しばらく続くことがある | 量が多い・熱がある・急に変わった |
| 気持ち | 涙が出やすい・不安が強い | 2週間以上続く・つらさが強い |
| 体型・体調 | 戻り方に個人差が大きい | めまいや動悸など症状がある |
休むための段取り
制度は自治体によって内容が異なります。名称や条件は住んでいる自治体の窓口で確認してください。
- 1日の中で「自分が横になる時間」を先に決めておく
- 頼れる相手と、頼める内容を書き出しておく
- 家事の中で今はやらないことを3つ決める
- 自治体の産後ケア・一時預かりなど使える制度を調べる
- 困ったら早めに相談する(限界の前に、が原則)
気持ちの落ち込みは我慢しない
産後は気持ちの揺れが起きやすいと言われます。数日で落ち着くこともありますが、落ち込みや不安が2週間以上続く、眠れない、赤ちゃんや自分をかわいく思えないなどがあるときは、産婦人科・小児科・心療内科や保健センターに相談してください。
相談は弱さではなく、必要な手続きです。自分を傷つけたい気持ちがあるときは、すぐに医療機関や相談窓口に連絡してください。
自分の時間を取ることへの罪悪感
少し離れる時間を取ると申し訳なく感じる方は多いものです。ただ、休息は自分のためだけでなく、日々を続けていくための土台にもなります。数十分の外出やひとりの入浴でも、区切りとして意味があります。
時間の使い方は家庭ごとの事情によります。誰かに預けられる状況かどうかも人それぞれなので、できる範囲から始めてください。
施術やリラクゼーションを受けるときの注意
産後にマッサージなどを受けたい場合、時期や内容によって控えたほうがよいことがあります。受けてよいかどうかは自己判断せず、産後の診察時に医師へ確認してください。特に帝王切開後や、痛み・出血が続いている場合は事前確認が必要です。
女性用風俗(女風)を検討する場合も同じで、体調が整っていない時期は無理をしないことが前提です。利用する場合は、産後であること・体調・避けたい内容を予約時に伝えておくと安心です。料金やコースは店舗ごとに異なるため、公式チャネルで確認してください。