罪悪感には2つの種類がある
ひとつは、実際に誰かに迷惑をかけたときに生じるもの。この場合は謝る・埋め合わせるといった行動で区切りをつけられます。もうひとつは、誰も困っていないのに「こうあるべき」から外れたと感じて生じるものです。
後者は行動では解消しません。休んだから悪い、楽しんだから悪いという判断のもとになっている「べき」を見直さないと、何をしても申し訳なさが残ってしまいます。
罪悪感がわきやすい場面
どの場面も、考え方をひとつ変えるだけで気持ちがゼロになるわけではありません。ただ、判断の材料が増えると選びやすくなります。
| 場面 | 浮かぶ考え | 見直しの視点 |
|---|---|---|
| 有給を取る | 同僚に悪い | 制度として認められている権利 |
| 自分に使うお金 | 家族のために回すべき | 回復のための必要経費という見方 |
| ひとりの時間 | わがままではないか | 余力があるほうが人にも向き合える |
| 人に頼る | 迷惑をかけている | 頼られる側も断る自由がある |
| 楽しむこと | 自分だけ楽しむのは違う | 楽しさは誰かの不利益ではない |
罪悪感を点検する手順
自分に向ける基準は、他人に向ける基準より厳しくなりがちです。友人に向けた言葉のほうが公平である場合が多いものです。
- 何をしたときにわいたのか、出来事を書き出す
- 実際に困っている人がいるかを確かめる
- いるなら、できる範囲の対応を1つ決める
- いないなら、その「べき」を誰から受け取ったのか考える
- 同じ場面で友人が悩んでいたら何と言うかを書いてみる
自分に使うお金との付き合い方
癒やしやリラックスにお金を使うとき、罪悪感が出やすいのは「必要かどうか」で測っているからかもしれません。回復のための支出と考えると、位置づけが変わります。とはいえ、無理のある金額では別の不安が増えてしまいます。
先に上限を決めておくのがおすすめです。月にいくらまで、年に何回まで、と決めておけば、そのつど迷う必要がなくなります。女性用風俗(女風)を含むサービス利用を検討する場合も、料金はコースや時間、指名の有無、交通費の扱いなどで変わります。正確な料金は各店舗の公式チャネルで確認し、予算内で選んでください。
身近な人がいる場合の気持ちの整理
パートナーや家族がいる場合、罪悪感はより複雑になります。ここで大事なのは、感情と行動を分けて扱うことです。申し訳なさを感じること自体は責める対象ではなく、どう行動するかは別に選べます。
話すか話さないか、どこまで共有するかは家庭ごとの事情によります。ひとつの正解はありません。判断に迷って苦しいときは、信頼できる第三者やカウンセラーに整理を手伝ってもらう方法もあります。
つらさが続くときの相談先
罪悪感が強く、眠れない・食べられない・気持ちが落ち込み続けるといった状態が続くときは、性格の問題として抱えないでください。心療内科・精神科、カウンセリング、自治体の相談窓口などで相談できます。
また、体調の不調が背景にあることもあります。気になる症状があるときは医療機関に相談し、自己判断で我慢を続けないようにしてください。