基本は「無臭に近い清潔感」がいちばん強い
香りのマナーで目指すべきは、良い香りをまとうことではなく、気にならない状態です。シャワーを浴びて清潔な服を着ていれば、それだけでほぼ十分です。
距離が近い時間帯では、普段ちょうどよく感じる香りが強く感じられることがあります。足すより引くほうが失敗しません。
香水は「近づいてほのかに分かる」量まで
首元や胸元は顔に近く、香りが強く届きやすい場所です。距離が近い時間には、下半身側につけて自然に立ち上がらせるほうが失敗しません。
| 種類 | 目安 | つける場所 |
|---|---|---|
| オードトワレ | 1〜2プッシュ | 腰、膝の裏、足首(下から立ち上がる位置) |
| オードパルファン | 1プッシュ以下 | 腰まわりのみ |
| 練り香水・ボディミルク | 少量を薄く | 手首、うなじの内側 |
| ヘアミスト | 毛先に軽く | 髪の中間から下 |
口元のケアは直前に整える
緊張すると口内が乾きやすくなります。ペットボトルの水を手元に置いておくのが、いちばん手軽な対策です。
- 合流の1時間以上前に食事を済ませる
- 歯磨きと舌のケアをする(舌の汚れは匂いの原因になりやすい)
- マウスウォッシュで仕上げる
- 直前は水分をとり、口内が乾いた状態を避ける
- 気になるならタブレットを1粒(食べ過ぎると逆に香りが強くなる)
食事は「匂いの残るもの」を避けるだけ
当日の食事を抜く必要はまったくありません。空腹のほうが緊張しやすく、体調も崩しがちです。避けたいのは、にんにく・ニラなどの香りが体から抜けにくいメニューと、直前の飲酒だけです。
喫煙する方は、直前の一本を控えて着替えるだけで印象が変わります。気になる場合は予約時に喫煙の可否を確認しておきましょう。
自宅に呼ぶときは「部屋の匂い」も対象
自分の部屋の匂いには慣れてしまうため、意外と気づきにくいものです。合流の1時間前に窓を開けて空気を入れ替えるだけで、かなり改善します。
強い芳香剤やお香を焚くのは避けましょう。閉め切った部屋では香りがこもり、人によっては頭が痛くなることがあります。
- 1時間前に窓を開けて換気する
- 生ゴミ・排水口・洗濯物を先に片付ける
- 布類(枕カバー・タオル・ソファ)を清潔なものに替える
- 芳香剤は無香または微香タイプを控えめに
気にしすぎなくていい理由
体臭や汗を過剰に心配して、シャワーを何度も浴びたり制汗剤を重ねたりすると、かえって肌が乾燥して不調のもとになります。セラピストは接客の場に慣れており、過度に神経質になる必要はありません。
強い体臭が続いて生活に支障があるなど、自分でも気になる状態が長く続く場合は、自己判断で対処し続けるのではなく医療機関に相談してください。